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東ティモール水支援

進捗レポート

2019年1月18日

東ティモール視察 現地レポート Vol.6

エルメラ県ウラホー村
2017年の5月に給水施設が完成し、1年以上が経ったウラホー村ではいくつかの変化が見られました。
安定的な水の供給が得られるおかげで野菜の栽培や家畜の世話ができ、育てた野菜を市場に出荷して収入が得られるようになって村人たちの生活がより豊かになっていました。学校では手洗い場ができ、給食前の手洗いを徹底しているそうです。
中には、ため池を作って魚の養殖に挑戦している方もいました。そのような生活の質を向上していこうとする様子が村の各所で見られました。
一方で、1年前は周りに花が植えられるなどきれいに整備されていた水汲み場も蛇口が壊れているものがいくつか見られたり、塗装が剥げているところもありました。また、東ティモールは焼畑農業が主流であり、使われた農地は3年ほどで放棄してまた新たな場所を焼いて農地にしていきます。これでは森林が破壊されて保水能力が弱くなり、水の確保が難しくなってしまいます。
水の供給で問題が解決する訳ではなく、環境や維持管理、衛生などに対する意識の向上が必要であると感じました。
幸いな事に維持管理については、自分たちで行うよう建設当初から伝えてきたこともあり、この村でも村人たちでお金を出し合い水管理委員会を立ち上げていました。委員会のこれからの活動で、壊れて放置することがないようにと代表に直接伝え、しっかりやっていくという返事をもらえたので、期待するばかりです。

建設から1年経った水汲み場

村で作った手洗い設備

農地を広げて野菜を栽培

2016年にプレゼントしたサッカーボール

ポットで栽培している野菜や花に水やりが日課

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視察を終えて
現在、東ティモールでは大野市に限らず世界各国からの支援もあり、凸凹な山道の道路舗装工事が進み、都市部ではサッカー場の建設、観光業などが盛んになるなど年々発展しています。その反面、水や電気など生活に最低限必要なインフラが多くの村で通っていない現状や、人々の環境・衛生意識が伴っていないといった課題があります。その課題をひとつずつ解決していくためにも、安定的な水の供給は必要不可欠です。
私たちの生活には水は欠かせません。しかし、水があることが当たりまえになったとき、その大切さに気付かず、失いつつあるときにまた気付きます。生活の根底に水がなければ私たちの生活は成り立ちません。生活ができてから次のこと、よりよい生活を目指せるのだと思います。
2019年の秋には支援地域6カ所すべての村で給水施設が完成する予定です。「水への恩返し キャリングウォータープロジェクト」へのみなさまからの支援は確実に形となって東ティモールへ水と笑顔を運んでおり、「水」の可能性や魅力を見せてくれています。
水のありがたさを再認識し大野の認知度、魅力度を高めていくために今後も当プロジェクトへのご支援・ご協力をよろしくお願いします。

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